昨年末(2020年12月)に突然飛び出した「CentOSの開発終了(というより供給体制変更?)により、余計なものの入っていない安定したサーバOSがなくなるという事実から、今後の開発環境はどうしたものかと頭を悩ませて早半年。
そんななかで、なんとなくの候補は絞らなければいけないので...と考えてみた。
いろいろあるけど今のところ候補になるOS はこんな感じか。今までの開発環境を考えると同じ系統のほうがスムーズに移行で競うなき駕するので、RHEL系のOSに絞るとこんなところが候補かな。
ディストリビューション | メモ | 公式サイト | |
1) |
CentOS Stream |
名前はCentOSだが、「安定版ではない」ので「コレ」ベースにシステム構築とはいかないかと。 また、「ローリングリリースモデル」らしいので、アップデートが頻繁に起こりそうなので、サーバとして提案するとその後のメンテ(アップデート後の動作確認など)も頻繁に発生するので手間になりそう。 |
https://www.centos.org/ |
2) | AlmaLinux | CentOS派生のホスティング事業者向けディストリビューションCloudLinux( https://www.cloudlinux.com/ )の開発元がCentOS後継を目指して立ち上げたもの。(主に企業向けの位置づけ) | https://almalinux.org/ |
3) | Rocky Linux |
CentOSの元開発者がCentOSの方針転換を受けて発表したディストリビューションということから今後本命になる可能性あり。(主に個人向けの位置づけ) ただ、いまのところ「AlmaLinux」に比べて開発は遅い様子なので今後どうなるかに注目。 |
https://rockylinux.org/ja/ |
4) | Oracle Linux | OracleがOracleのために用意するディストリビューションとしての位置づけかなと。あとから有料になったりされるのも怖いかな。 | https://www.oracle.com/jp/linux/ |
まぁ、AlmaLinux か Rocky Linux のどちらかになりそうな気がしますが、AlmaLinux の線がちょっと強そうかな。
後半年のうちに決めないとね。
あとは、開発とは関係なくおまけとして、ちょっと気になるディストリビューションをメモしておくことに。
ディストリビューション | メモ | 公式サイト | |
1) | Alter Linux | 日本開発のディストリビューションなので今後の期待はある。だが、今後どうなるかが不透明な部分もあり、しばらくは様子見か。 | https://alter.fascode.net/ |
なんと言ってもサポートが日本語だけでも安心そうなのでうまく育ってくれたらなぁ。と思う。
さてさてどうしたものか悩ましい。